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歯並びがガタガタ=スペース不足かも|永久歯が生える前に見抜く小児矯正サイン7つ

2025年12月23日



歯並びがガタガタ=スペース不足かも|永久歯が生える前に見抜く小児矯正サイン7つ

小児矯正相談(イメージ)
6歳前後の歯並びチェック
「スペース不足かも?」と思ったら、早めの検査が安心です

永久歯の生える位置は、成長のタイミングで変えられることがあります。
今の状態を確認して、「経過観察でOKか」「治療が必要か」を整理しましょう。

※診断・治療の適応は検査結果により異なります。



お子さんの歯並びを見て、「前歯がガタガタしている」「歯が重なって生えてきた」と感じたことはありませんか?

実は、こうした歯並びの乱れは「永久歯が生えるスペース不足」のサインかもしれません。

6歳前後から始まる永久歯への生え変わりは、お子さんの将来の歯並びを左右する重要な時期です。
この時期に適切なケアを行わないと、将来的に抜歯を伴う大掛かりな矯正治療が必要になることがあります。

東京歯科大学での研究と臨床経験から、永久歯が生える前に見抜くべき小児矯正のサインを7つにまとめました。
早期発見と適切な対応が、お子さんの健康な歯並びを守る鍵となります。



永久歯が生えるスペース不足とは?

永久歯は乳歯よりも大きいため、顎の成長が不十分だと歯が並ぶスペースが足りなくなります。

スペース不足が起こる主な原因は「口腔周囲筋(舌・唇・頬の筋肉)」の機能不全です。
普段何もしていない時に、舌が歯に触れている状態を「舌癖」といいますが、このような小さな力でも歯並びに影響を与えることがあります。

また、口呼吸や逆嚥下も歯並びが悪くなる原因となります。
口で呼吸していると舌は低位になり、上顎の成長を妨げ歯並び悪化の原因となる場合があるのです。

6歳~7歳くらいのタイミングで乳歯から永久歯が生え始めますが、この生え変わりの際に永久歯が生えるスペースが不足しているというお子さんは少なくありません。
永久歯の生えるスペースが不足していると、歯並びにさまざまな影響を及ぼします。

チェックだけでもOK
「スペース不足かどうか」を検査で確認できます

斜めに生えている・重なっている場合は、レントゲン等で位置確認が役立つことがあります。
まずは今の状態を把握して、必要な対応を一緒に整理しましょう。

永久歯が生える前に見抜く小児矯正サイン7つ
サイン1:前歯が重なって生えている

下の前歯が内側に入り込んだり、上の前歯が重なって生えてきた場合は注意が必要です。
これは歯列弓(歯が並ぶアーチ)が狭く、永久歯が正しい位置に並ぶスペースが不足しているサインです。
そのままにしておくと、さらに歯並びが乱れることがあります。

サイン2:乳歯の間にすき間がない

乳歯の間にすき間がないと、永久歯が生えるスペースが確保できません。
乳歯は永久歯よりも小さいため、本来であれば歯と歯の間に適度なすき間があるのが理想的です。
すき間がない場合は、顎の成長が不十分な可能性があります。

サイン3:口呼吸をしている

普段から口を開けて呼吸していませんか?
口呼吸は舌の位置を低くし、上顎の成長を妨げることがあります。
また、病原菌が喉の粘膜から直接取りこまれてしまうため、健康のためにも良いことではありません。
鼻呼吸を意識することが大切です。

サイン4:指しゃぶりや舌癖がある

3歳を過ぎても指しゃぶりをしていたり、舌で歯を押すような癖があると、歯並びや顎の発達に影響することがあります。
舌先は上の前歯のつけねの少し手前あたりに当たっている状態が正しい位置です。
小さな力であっても、舌の力によって歯並びに影響が出ることがあります。

サイン5:永久歯が斜めや横向きに生えてきた

永久歯が正しい方向ではなく、斜めや横向きに生えてくる場合は、スペース不足の明確なサインです。
隣の歯を圧迫したり、歯並びを乱す原因になるため、早めの対応が必要です。
レントゲンやCT検査で位置や状態を確認することが重要です。

サイン6:上下の前歯が噛み合わない

上下の前歯が噛み合わない「開咬」や、下の前歯が上の前歯より前に出ている「受け口」は、自然経過では改善しにくい場合があります。
これらは顎の成長バランスの問題であり、早期の矯正治療で改善できることが多いです。

サイン7:歯ぐきが腫れやすい・出血しやすい

歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくい部位が多くなり、磨き残しが増えてしまいます。
その結果、歯ぐきが腫れたり出血しやすくなります。
虫歯や歯周病のリスクも高まるため、歯並びの改善が予防につながります。

小児矯正の適切な開始時期とは

小児矯正は一般的に6歳~9歳の時期に開始するのが理想的とされています。
この時期は顎の成長が著しく、骨の可塑性が高いため、歯列に必要なスペースを自然に確保しやすくなります。
歯を移動させたり抜歯をしたりせずに、歯が並びやすい環境を整えることができるのです。

大人の歯(前歯)が生えてきたら、治療するしないにかかわらず一度ご相談にお越しください。
プロの目で診断することで、今後どのように歯が動いていくのかを予測できますので、
治療が必要になるか否か、治療開始時期はいつ頃がいいかなどをお話しさせていただきます。

親御さんが「矯正した方がいいかな?」と思った時は、適切な治療開始時期を逃してしまっていることが多々あります。
早めの相談が、お子さんの将来の歯並びを守ることにつながります。

むらせ歯科の小児矯正アプローチ

当院では、子供の矯正治療を2段階(I期治療とII期治療)で提供しています。

I期治療:原因を改善する矯正

I期治療では「歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)」を使用して、歯並びが悪くなる原因を改善していきます。
歯を直接動かすのではなく、悪い歯並びになってしまう「原因」をオリジナル装置やトレーニングで改善していく治療法です。

年齢に応じたアプローチがあり、0~2歳では姿勢の訓練、3~5歳ではインファントという取り外し可能なマウスピース型装置を1日2回10~20分使用、
6~9歳ではマイオブレーストレーナーという装置と舌・口・呼吸の訓練を行います。

家庭でのトレーニング継続が重要で、専任スタッフの指導とオリジナルアプリケーションによる支援があります。
ご自宅のパソコンや携帯で閲覧できるオリジナルアプリケーションをダウンロードし、アニメのキャラクターと一緒に楽しくトレーニングができる環境を整えています。

II期治療:仕上げの矯正

I期治療後も必要に応じてII期治療を行い、歯並びの仕上げを行います。
I期治療が終わり、顎の補正が完了しても、歯並びそのものがでこぼこしていたり、歯が回転して生えていたり、上下の噛み合わせが良くなかったりすることがあります。
その場合に、仕上げのII期治療を行います。

II期治療では「唇側マルチブラケット矯正(ワイヤー型)」や「マウスピース矯正(インビザライン)」といった本格矯正を行い、歯並びを細かく調整していきます。

当院では「歯並びを創造」することと同時に「患者様の肉体的負担・経済的負担を抑える」ことを重視し、可能な限りI期治療で完了するよう治療を進めています。

I期・II期の相談
お子さんの状態に合わせて「今必要なこと」をご提案します

「I期で終わる可能性があるか」「II期が必要か」など、検査結果を踏まえて説明します。

※治療内容・費用は症状や診断により異なります。

治療の流れと費用について

矯正治療は以下の流れで進めていきます。

①矯正相談・・・お子さんの歯並びや咬み合わせの状態を確認し、治療の必要性や方法についてご説明します。

②資料取り・・・レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型採取などを行い、詳細な診断のための資料を集めます。

③診断・・・資料をもとに治療計画を立て、治療期間や費用についてご説明します。

④治療開始・・・予防矯正(I期治療)または本格矯正(II期治療)を開始します。

⑤メンテナンス・保定治療・・・動的治療が終了した後は、保定装置を使用して歯並びを安定させます。

矯正治療の費用は症状や治療内容によって異なりますが、約22~110万円(税込)となります。
治療内容や期間によって費用が変わりますので、診断時に詳しくご説明させていただきます。

小児矯正のメリットと注意点
小児矯正のメリット

将来の本格矯正が不要になることがある:永久歯が正しく並ぶスペースが確保されるため、成人になってから矯正そのものが不要になることがあります。

抜歯の可能性を減らせる:成長期に顎を広げることで、将来的な抜歯矯正の割合を減らせることがあります。

治療期間が短縮されることがある:仮に成人矯正を行う場合でも、期間が短縮され、負担が軽減されることがあります。

虫歯や歯周病の予防:歯並びが整うことで、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減少します。

正しい咀嚼・呼吸機能の獲得:食べ物をしっかり咬んで食べることができるようになり、鼻呼吸が改善します。

矯正治療に伴うリスクや副作用

矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。

歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。

治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。そのため、丁寧なブラッシングと定期的なメンテナンスが必要です。

歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。

ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。

ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。

治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。

治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることがあります。

様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。

歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。

矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。

装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。

装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。

装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。

あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。

治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。

矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

まとめ:早期発見と適切な対応が鍵

お子さんの歯並びがガタガタしている場合、それは永久歯が生えるスペース不足のサインかもしれません。

永久歯が生える前に見抜くべき7つのサインは、「前歯が重なっている」「乳歯の間にすき間がない」「口呼吸をしている」「指しゃぶりや舌癖がある」「永久歯が斜めに生えてきた」「上下の前歯が噛み合わない」「歯ぐきが腫れやすい」です。

小児矯正は、成長期の顎の骨や筋肉を正しい方向に育てるアプローチです。
骨の可塑性が高い時期に介入するため、歯列に必要なスペースを自然に確保しやすく、歯を移動させたり抜歯をしたりせずに歯が並びやすい環境を整えることができます。

大人の歯が生えてきたタイミングで、治療するしないにかかわらず一度ご相談にお越しください。
プロの目で診断することで、今後の歯の動きを予測し、適切な治療開始時期を提案させていただきます。

お子さんの健康な歯並びを守るために、早めの相談と適切な対応を心がけましょう。

著者情報

院長:村瀬 俊彦

村瀬 俊彦

血液型 O型
星座 おとめ座
趣味 映画鑑賞、読書
出身大学 東京歯科大学
専門 補綴



まずは一度チェック
永久歯のスペース不足は「早めの評価」が安心です

「このまま様子見でいい?」「抜歯になる?」など、気になる点を整理しましょう。
検査結果を踏まえて、必要な場合のみ治療をご提案します。

※診断・治療の適応は検査結果により異なります。費用は診断時にご説明します。

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