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【反対咬合】子どもの受け口は何歳までに治す?小児矯正の最適時期と治療法

2025年12月22日

【反対咬合】子どもの受け口は何歳までに治す?小児矯正の最適時期と治療法

公開日:2025年12月22日

お子さんの歯科検診で「受け口(反対咬合)」と指摘され、不安になったことはありませんか?
受け口は見た目だけでなく、噛み合わせ・発音・顎の成長に影響する可能性があるため、適切な時期に相談することが大切です。

先に結論:受け口の治療開始時期は状態によって異なりますが、3歳頃から相談できるケースがあり、遅くとも6〜8歳頃までに一度専門的な診断を受けることが推奨されます。

※診断結果により、経過観察となる場合もあります。

子どもの矯正相談(イメージ)
まずは相談から
受け口(反対咬合)が気になる方へ|矯正相談

「治療が必要か知りたい」「いつ始めるべき?」など、まずは現状を確認しましょう。
タイプ(歯の傾き/顎の成長バランス)によって対応は変わります。

※適応・治療内容は検査結果により異なります。

受け口(反対咬合)とは?原因と種類を理解する

受け口は、正式には「反対咬合」と呼ばれる状態です。

通常、上の前歯は下の前歯より2~3mm程度前に出ており、上の歯列が下の歯列を覆うように噛み合わさっています。

反対咬合の場合、この関係が逆転し、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態になります。横から見ると、下顎が前方に突出しているように見えることが特徴です。

反対咬合の2つのタイプ

反対咬合は、原因によって大きく2つのタイプに分類されます。

「歯槽性の反対咬合」は、骨格に問題はなく、歯の生え方や傾きに異常がある場合を指します。上の前歯が後ろ側に傾いて生えていたり、下の前歯が前側に傾いて生えていることが原因で、歯の位置関係が逆転している状態です。このタイプは比較的治療がしやすく、早期に対処することで良好な結果が得られやすい傾向にあります。

「骨格性の反対咬合」は、下顎が上顎よりも前方に突出している、もしくは上顎が下顎よりも後ろ側にあるなど、顎の骨格自体に問題がある場合です。下顎は身長と一緒に成長するため、下顎が上顎よりも大きく成長してしまうことで反対咬合になります。このタイプは治療の難易度が高く、成長期に適切な介入を行わないと、大人になってから外科的な手術が必要になることもあります。

子どもの受け口は何歳までに治すべき?治療開始の最適時期

「いつから治療を始めればいいのか」は、多くの保護者の方が抱く疑問です。

結論から言えば、受け口の治療開始時期はお子さんの口腔内の状況や顎の成長段階によって異なりますが、一般的には3歳から治療を開始できるケースもあり、遅くとも6歳~8歳頃までには専門医に相談することが推奨されます。

1~2歳では様子を見る

1~2歳頃に受け口であっても、まだ乳歯が全て生えていないため、噛み合わせが定まっていません。この時期は経過を観察しながら、歯ごたえのある食べ物でしっかり咀嚼させ、顎を鍛えることが大切です。顎の成長が促されることで、歯並びや噛み合わせが改善しやすくなります。

3歳以降は早期介入が効果的

乳歯が生え揃う3歳頃になっても受け口が続いている場合、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。3歳児健診などで反対咬合を指摘されたら、専門医の診断を受けることが重要です。

特に骨格性の反対咬合の場合、3~5歳頃から治療を開始することで、顎の成長をコントロールしながら改善を図ることが期待できます。レントゲン撮影ができる年齢である3歳以降であれば、骨格の状態を正確に診断し、適切な治療計画を立てることが可能です。

6~8歳は歯並びタイプの治療に最適

歯の生え方に問題がある「歯槽性の反対咬合」の場合、6~8歳頃が治療開始の最適な時期とされています。この時期は乳歯から永久歯への生え変わりが始まり、顎の成長も活発です。顎の成長を上手く利用しながら治療を進めることで、歯並びの改善が期待できます。

成長期を逃すと、治療の難易度が上がり、期間や費用も増加する可能性があります。

治療のタイミングを逃すとどうなる?

受け口を放置すると、噛み合わせの問題だけでなく、発音障害や咀嚼機能の低下、顎関節への負担増加など、さまざまな問題が生じる可能性があります。成長に伴い前後・左右のバランス差がさらに広がり、顔貌にも影響を及ぼすことがあります。

大人になってから治療する場合、骨格を正しい位置に移動させるために外科的な手術が必要になるケースもあり、治療期間や費用、身体的負担が大きくなります。子どもの時期に治療を開始することで、これらのリスクを軽減できる可能性があります。

比較検討中の方へ
「うちの子は治療が必要?」を整理したい方へ

反対咬合はタイプによって対応が変わります。まずは検査で状態を確認し、必要な場合のみ治療をご提案します。

受け口の治療法とは?装置の種類と特徴を解説

反対咬合の治療には複数の方法があります。年齢、タイプ、骨格バランスなどを踏まえて選択します。

治療期間と費用はどれくらい?

期間・費用は状態や治療内容で変わります。正確な見積もりは検査・診断後に提示されます。

予防矯正(プレオルソ・ムーシールド)

3歳から始められる早期矯正治療として、「プレオルソ」や「ムーシールド」といったマウスピース型の装置があります。これらは取り外し可能で、主に就寝時に装着するため、小さなお子さんでも負担が少ないのが特徴です。

プレオルソはムーシールドを改良した装置で、歯並びや噛み合わせの改善と同時に、口周りの筋肉トレーニングや舌のトレーニングも行います。正しい舌の位置や口の使い方を習得することで、将来的な矯正治療の必要性を減らしたり、治療費を抑えたりする効果が期待できます。

日中1時間と就寝中の装着が推奨されており、慣れるまでは少し時間がかかることもありますが、幼稚園や保育園、学校には外していけるため、お子さんの日常生活への影響は最小限です。

床矯正(拡大床装置)

床矯正は、顎の幅を広げることで歯が並ぶスペースを確保し、歯並びの改善を図る治療法です。「拡大床装置」と呼ばれる取り外し可能な装置を使用します。

特に上顎の幅が狭いことが原因で反対咬合になっている場合に有効で、上顎を拡大することで上下の顎のバランスを整えます。装置は自宅で定期的にネジを回して調整し、徐々に顎を広げていきます。

取り外しができるため食事や歯磨きは通常通り行えますが、効果を得るためには1日12~14時間程度の装着が必要です。お子さんの協力が不可欠な治療法と言えます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

むらせ歯科では、透明で目立ちにくいマウスピース型矯正装置「インビザライン」を導入しています。透明な装置を口にはめ、何度か新しいものに交換しながら徐々に歯を移動させる治療方法です。

取り外し可能なため、食べたい物がなんでも食べられ、食後の歯磨きや装置の洗浄も簡単に行えるというメリットがあります。金属の装置と比べて見た目が目立たないため、お子さんの心理的負担も軽減されます。

むらせ歯科では、患者さんと医院とのコミュニケーションアプリを導入しており、歯の動きをスライドショーで確認できたり、マウスピースの交換時期を通知する機能が付いています。これにより、治療の進捗を可視化でき、お子さんのモチベーション維持にもつながります。

ただし、装置を装着する判断は患者さんに一任されるため、装着時間が短かったり装着しない期間があると、治療期間が長くなってしまうというデメリットもあります。お子さん自身の協力と、保護者の方のサポートが重要です。

フェイスマスク(上顎前方牽引装置)

骨格性の反対咬合で、上顎の成長が不十分な場合に使用される装置です。顔の外側から装置を装着し、上顎を前方に引っ張ることで、上下の顎のバランスを整えます。

主に就寝時に使用し、成長期の顎の成長を利用して骨格の改善を図ります。見た目が大きく目立つため、お子さんが嫌がることもありますが、骨格性の反対咬合には効果が期待できる治療法です。

ワイヤー矯正(ブラケット矯正)

永久歯が生え揃った後や、より精密な歯の移動が必要な場合には、ワイヤー矯正が選択されることもあります。歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を接着し、ワイヤーで歯を動かしていく方法です。

固定式のため取り外しができず、食事や歯磨きに工夫が必要ですが、確実に歯を移動させることが期待できます。治療期間は1~3年程度が一般的です。

治療期間の目安

予防矯正(プレオルソ・ムーシールド)の場合、治療期間は6ヶ月~2年程度が目安です。早期に開始し、お子さんの協力が得られれば、比較的短期間で改善が見られることもあります。

床矯正の場合は1~2年程度、マウスピース型矯正装置では1~3年程度が一般的です。骨格性の反対咬合でフェイスマスクを使用する場合は、成長期全体を通じて治療を行うため、数年にわたることもあります。

子どもの矯正治療は、成人矯正と比較すると治療期間が短く済む傾向があります。顎の成長を利用できるため、効率的に改善を図ることが期待できるからです。

費用の目安

小児矯正の費用は、治療法や医院によって異なりますが、一般的には30万円~80万円程度が相場です。

予防矯正(プレオルソ・ムーシールド)は比較的費用が抑えられ、10万円~30万円程度が目安です。床矯正やマウスピース型矯正装置の場合は30万円~60万円程度、ワイヤー矯正では50万円~80万円程度が一般的です。

むらせ歯科では、子どもの矯正治療は成人矯正と比較して費用も抑えられる体制を整えています。顎関節症の改善も同時に行う場合は、スプリント療法(別途費用11万円(税込み))を提供しており、顎関節症に由来する頭痛や肩こり、顎の痛みや疲れ、歯ぎしり、顎の異音などの症状改善が期待できます。

矯正治療は基本的に自由診療のため、医療費控除の対象となる場合があります。年間の医療費が一定額を超えた場合、確定申告で控除を受けられる可能性がありますので、領収書は大切に保管しておきましょう。

受け口治療でよくある質問

受け口の治療について、保護者の方からよく寄せられる質問にお答えします。

受け口は自然に治ることはありますか?

1~2歳頃に受け口であっても、自然に正常な噛み合わせに治ることがあります。しかし、乳歯が生え揃った後も受け口が続いている場合は、矯正治療で治す方法を検討することをおすすめします。

治療中に痛みはありますか?

治療方法によって異なりますが、マウスピース型の装置や床矯正などの取り外し可能な装置は、比較的痛みが少ないとされています。ワイヤー矯正の場合は、装置を調整した直後に数日間、歯が動く際の鈍い痛みを感じることがありますが、多くの場合は数日で慣れます。

治療後に後戻りすることはありますか?

矯正治療後は、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」のリスクがあります。これを防ぐために、治療後は「リテーナー」と呼ばれる保定装置を使用し、歯の位置を安定させる期間が必要です。指示通りにリテーナーを使用することで、後戻りのリスクを最小限に抑えられます。

矯正治療中に気をつけることは?

矯正治療中は、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧な歯磨きが重要です。装置を装着している場合は、硬い食べ物や粘着性の高い食べ物は避けるようにしましょう。定期的に歯科医院でチェックを受け、装置の調整やクリーニングを行うことも大切です。

まとめ:早期発見・早期相談が鍵

子どもの受け口(反対咬合)は、適切な時期に適切な治療を受けることで、改善が期待できます。

3歳以降で受け口が続いている場合は、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。特に骨格性の反対咬合の場合は、3~5歳頃からの早期介入が効果的です。歯並びに問題がある場合でも、6~8歳頃までに治療を開始すれば、顎の成長を利用しながら効率的に改善を図ることが期待できます。

治療法は、予防矯正、床矯正、マウスピース型矯正装置、フェイスマスク、ワイヤー矯正など、お子さんの状態に応じてさまざまな選択肢があります。むらせ歯科では、日本矯正歯科学会の有資格者が治療を担当し、治療中の虫歯・歯周病予防のシステムも確立しています。子どもの矯正治療は成人と比較して治療期間が短く、費用も抑えられる体制を整えています。

お子さんの健やかな成長のために、受け口が気になる場合は、ぜひ早めに専門医に相談してください。適切な治療を受けることで、噛み合わせや発音、顔貌の改善だけでなく、お子さんの自信や笑顔にもつながります。

むらせ歯科では、お子さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画をご提案し、保護者の方と一緒にお子さんの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

著者情報

院長:村瀬 俊彦

村瀬 俊彦

血液型 O型
星座 おとめ座
趣味 映画鑑賞、読書
出身大学 東京歯科大学
専門 補綴

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受け口(反対咬合)は早めの評価が安心です

まずは「経過観察でよいか」「治療が必要か」を確認しましょう。ご希望に合わせてご案内します。

※診療時間・休診日は公式案内をご確認ください。

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