子どもの歯ぎしりは放置して大丈夫?原因と…

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子どもの歯ぎしりは放置して大丈夫?原因と受診の目安を小児歯科医が解説

2026年03月30日

子どもの歯ぎしりに驚いた経験はありませんか?

夜中に子どもの部屋から聞こえる「ギリギリ」という音・・・

初めて聞いたときは驚いて、すぐに歯医者に連れて行くべきか悩む親御さんも多いのではないでしょうか。

実は子どもの歯ぎしりは、大人の歯ぎしりとは異なる特徴があります。多くの場合、成長の一環として起こる生理現象であり、必ずしも治療が必要なわけではありません。

しかし中には、歯科医院での診察が必要なケースもあります。

この記事では、小児歯科の視点から子どもの歯ぎしりの原因、放置してよい場合と受診すべき場合の見極め方、そして家庭でできる対処法について詳しく解説します。

子どもの歯ぎしりは珍しくない生理現象です

 

子どもの歯ぎしりは決して珍しいものではありません。

実は、子どもの10人に2~3人が睡眠中に歯ぎしりや食いしばりをしているといわれています。

上下の前歯が生えそろってくる生後8カ月ごろから始まり、中学生くらいまで続くこともあります。音が大きく、ギリギリと削れるような音がするので、心配するママも多いようです。

大人の歯ぎしりとの違い

大人の歯ぎしりは、ストレスや睡眠時無呼吸症候群、顎関節症などとの関連が指摘されています。

一方、子どもの場合は次に生えてくる歯の位置やあごの位置を決めようとする生理現象なので、心配いりません。

たいていは、成長に伴うかみ合わせの変化に順応するために、歯をすり合わせてかみやすいポジションをつかんでいるのです。

このため、子どもの歯ぎしりは治療対象になることはほとんどありません。

子どもの歯ぎしりが起こる主な原因

 子どもの歯ぎしりの原因は、専門家であってもはっきりとはわかりません。

しかし、いくつかの要因が考えられています。

顎の成長過程による調整

子どもの顎は成長途中にあるため、上下の歯の噛み合わせがまだ完全には整っていません。

このため、顎や歯の位置を調整する自然な反応として歯ぎしりが発生することがあります。

歯ぎしりは、乳歯から永久歯への移行期における噛み合わせの微調整の一環と考えられています。特に、乳歯が抜けた後、永久歯がまだ完全に生え揃っていない時期に多く見られる傾向があります。

このような歯ぎしりは、成長が進むにつれて噛み合わせが整うと自然に収まる場合がほとんどです。

かみ合わせのずれを治そうとする反応

子どもの場合、かみ合わせが悪いと歯ぎしりでそれを治そうとします。

歯ぎしりにより歯がすり減ったり、力が加わったりすることで歯の位置を調整しているようです。

大人は歯が成長しきっているので、歯ぎしりをしても歯がすり減っていく一方。しかし子どもはまだ成長の途中です。歯の生え変わりなどもあるので、成長とともに歯ぎしりがなくなっていくことも多いようです。

歯の生え替わり時期の違和感

乳歯から永久歯への生え替わり時期に歯ぎしりが起こることがあります。

この時期の歯ぎしりは新しい噛み合わせを見つけるための自然な反応とされています。

乳歯が抜けて新しい永久歯が生えてくる際、上下の歯が正確に噛み合わない状態が一時的に発生します。この不整合が、歯ぎしりを引き起こす要因になることがあります。

この歯ぎしりは、新しい噛み合わせを探るための自然なプロセスであり、多くの場合、一過性の現象です。永久歯が全て揃い、噛み合わせが安定することで歯ぎしりは次第に収まります。

ストレスや不安の影響

子どもでも日常生活や学校、家庭でのストレスが歯ぎしりの原因となることがあります。

学校や友達関係、家族間のトラブル、引っ越しや新しい環境への適応など、子どもが感じるストレスは多岐にわたります。これらの心理的な負担が無意識に歯ぎしりという形で現れることがあります。

特に6歳を過ぎても歯ぎしりが治らないようであれば、一度歯科医院で相談してみましょう。

子どものストレスの兆候を早期に察知することが重要です。歯ぎしりの頻度が増えた場合、日々の生活や学校での出来事について話を聞き、安心感を与えることが効果的です。

鼻詰まりや呼吸の問題

鼻詰まりやアレルギーによる呼吸困難が、歯ぎしりを引き起こす要因になる場合もあります。

アレルギー性鼻炎や風邪による鼻詰まりが原因で、口呼吸を余儀なくされることがあります。この場合、顎や舌の筋肉が過剰に緊張し、歯ぎしりを引き起こすことがあります。

重度の場合、睡眠時無呼吸症候群が関係していることもあります。睡眠中の酸素不足が体にストレスを与え、それが歯ぎしりの原因になることがあります。

鼻詰まりが原因の場合、耳鼻科での診察や治療が有効です。また、就寝中に加湿器を使用して鼻や喉の乾燥を防ぐことで、呼吸が楽になる場合もあります。

遺伝的要因の可能性

歯ぎしりが遺伝することもあり、親や兄弟が歯ぎしりをしている場合、子どもにもその傾向が見られることがあります。

歯ぎしりを自覚している方の50%が、家族の中に歯ぎしりをしている人がいると答えています。そのため、歯ぎしりには遺伝的要因も強く疑われるという研究結果が出ています。

歯ぎしりによる影響と注意すべき症状

基本的に、子どもの歯ぎしりは生理現象です。

そのため気にしすぎることはありません。

しかし、治療が必要な場合もあるので、見極めが大切です。

歯の摩耗と知覚過敏

長期間にわたる歯ぎしりは、歯のエナメル質を摩耗させ、虫歯や知覚過敏のリスクを高めます。

夜間の歯ぎしりや食いしばりによって、歯のエナメル質がすり減ったり、歯が欠けたりして、知覚過敏や顎関節症などの問題を引き起こす可能性があります。

ただし、歯が必要以上に削れてしまうほど歯ぎしりが強い子どもは、歯ぎしりをやめさせるというよりも、歯を守るために「ナイトガード」というマウスピースのようなものを夜間のみ使う場合があります。

顎関節への負担

歯ぎしりによる圧力が顎関節にかかり、顎の痛みや開口障害(口が開きにくくなる)を引き起こすことがあります。

しかし顎関節症に関しては、夜だけでなく昼間も頻繁に歯ぎしりや食いしばりが起こらない限りは発症しない場合が多いです。

痛みや違和感を訴える場合、歯が揺れてきた場合、顎関節症への進行が疑われる場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。

睡眠の質への影響

無意識に歯を強く噛みしめることで、睡眠の質が低下し、日中の疲労感や集中力の低下が見られることがあります。

同じ部屋で兄弟が寝ている場合、その兄弟に睡眠不足が起こっていないかのチェックも必要です。

受診が必要な場合と判断基準

子どもたち自身は自分が歯ぎしりをしていることを知りませんので、歯ぎしりをしていることを特定するのは兄弟や両親ということになります。

こんな症状があれば歯科医院へ

以下のような症状が見られる場合は、小児歯科を受診することをおすすめします。

  • 歯が必要以上に削れている・・・エナメル質が著しく摩耗している場合
  • 痛みや違和感を訴える・・・歯や顎に痛みがある場合
  • 歯が揺れてきた・・・歯ぎしりの力で歯が動いている場合
  • 6歳を過ぎても頻繁に続く・・・永久歯への生え変わり後も続く場合
  • 睡眠の質が著しく低下している・・・日中の疲労感や集中力低下が見られる場合

歯の状態が気になる場合は、小児歯科を受診しましょう。

むらせ歯科医院での小児歯科治療

千葉県市原市にある「むらせ歯科医院」では、小児歯科・マタニティ歯科に強みを持つ地域密着型の歯科医院として、子どもの歯ぎしりに関する相談も受け付けています。

「まずは歯医者さんに慣れてもらう」という理念のもと、子どもが歯科医院を怖い場所ではなく楽しい場所と思えるような環境づくりを徹底しています。

無理をしない小児歯科治療として、いきなり治療を始めず、診療台に座る練習、器具を触ってみる体験、ドクターやスタッフとのコミュニケーションというステップを大切にし、徐々に慣れてもらいます。

小さい頃の歯科体験は大人になってからの通院意識に大きく影響するため、「歯医者嫌いにさせない」ことが第一目標です。

痛みを抑えた治療への徹底配慮として、表面麻酔の使用、極細針による注射、電動麻酔によるゆっくりした注入、解剖学に基づいた麻酔テクニックを実施しています。小児歯科に慣れたドクターが対応し、できる限り負担を軽減します。

また、咬合誘導による早期歯並びサポートにも力を入れており、永久歯がきれいに生えるようサポートする予防的アプローチを提供しています。これは抜歯を伴う本格矯正とは異なり、早期介入で負担を抑えられる可能性があります。

院内にはキッズルームを設置し、保育士が在籍しているため、兄弟連れや産後のお母さまも安心です。治療後にはお子さまへのご褒美もあり、「歯医者さんに行きたい」と言ってくれるお子さまも少なくありません。

駐車場完備、24時間オンライン予約対応、月~土診療(9:30~18:00)を実施しており、市原市・袖ケ浦市・木更津市・五井・姉ヶ崎エリアから多数来院しています。

家庭でできる歯ぎしり対策

歯科医院での治療が必要でない場合でも、家庭でできる対策があります。

ストレス管理とリラクゼーション

子どもの生活のリズムを整え、外遊びや運動をさせてエネルギーを十分に発散させたり、手や口を使う機会を増やすようにします。

スキンシップを図るために、例えば寝つくまでの間、子どもの手を握ったり、絵本を読んであげたりして、子どもを安心させるようにします。

食べ物をよく噛ませる習慣

日中、食事の際によく噛む習慣をつけることで、顎の筋肉を適度に使い、夜間の歯ぎしりを軽減できる可能性があります。

睡眠環境の改善

子どもの睡眠が浅い、または質が低い場合、歯ぎしりが引き起こされる可能性があります。

就寝前のリラックスタイムを設ける、寝室の温度や湿度を適切に保つ、寝具を快適なものにするなど、睡眠環境を整えることが大切です。

うつぶせ寝や偏った寝姿勢の改善

幼少期は、うつぶせで寝る、いつも同じ方向を向いて寝て顎を枕に押し付けているなどの癖で起こる場合もあり、それを改善することで治る場合もあります。

まとめ:子どもの歯ぎしりは多くの場合心配不要です

子どもの歯ぎしりは、多くの場合、成長過程における生理現象です。

顎の成長、歯の生え替わり、かみ合わせの調整など、自然な発達の一部として起こることがほとんどです。

殆どの子どもは成長するにつれて歯ぎしりをしなくなります。

ただし、以下のような場合は小児歯科を受診することをおすすめします。

  • 歯が必要以上に削れている
  • 痛みや違和感を訴える
  • 歯が揺れてきた
  • 6歳を過ぎても頻繁に続く
  • 睡眠の質が著しく低下している

家庭では、ストレス管理、よく噛む習慣、睡眠環境の改善などの対策を行うことができます。

子どもの歯ぎしりについて不安がある場合は、無理をしない小児歯科治療を提供している歯科医院に相談してみましょう。

むらせ歯科医院では、子どもが安心して通える環境づくりと、痛みを抑えた治療を大切にしています。

市原市で小児歯科をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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