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歯並びがガタガタ=スペース不足かも|永久歯が生える前に見抜く小児矯正サイン7つ

2025年12月23日



歯並びがガタガタ=スペース不足かも|永久歯が生える前に見抜く小児矯正サイン7つ

小児矯正相談(イメージ)
6歳前後の歯並びチェック
「スペース不足かも?」と思ったら、早めの検査が安心です

永久歯の生える位置は、成長のタイミングで変えられることがあります。
今の状態を確認して、「経過観察でOKか」「治療が必要か」を整理しましょう。

※診断・治療の適応は検査結果により異なります。



お子さんの歯並びを見て、「前歯がガタガタしている」「歯が重なって生えてきた」と感じたことはありませんか?

実は、こうした歯並びの乱れは「永久歯が生えるスペース不足」のサインかもしれません。

6歳前後から始まる永久歯への生え変わりは、お子さんの将来の歯並びを左右する重要な時期です。
この時期に適切なケアを行わないと、将来的に抜歯を伴う大掛かりな矯正治療が必要になることがあります。

東京歯科大学での研究と臨床経験から、永久歯が生える前に見抜くべき小児矯正のサインを7つにまとめました。
早期発見と適切な対応が、お子さんの健康な歯並びを守る鍵となります。



永久歯が生えるスペース不足とは?

永久歯は乳歯よりも大きいため、顎の成長が不十分だと歯が並ぶスペースが足りなくなります。

スペース不足が起こる主な原因は「口腔周囲筋(舌・唇・頬の筋肉)」の機能不全です。
普段何もしていない時に、舌が歯に触れている状態を「舌癖」といいますが、このような小さな力でも歯並びに影響を与えることがあります。

また、口呼吸や逆嚥下も歯並びが悪くなる原因となります。
口で呼吸していると舌は低位になり、上顎の成長を妨げ歯並び悪化の原因となる場合があるのです。

6歳~7歳くらいのタイミングで乳歯から永久歯が生え始めますが、この生え変わりの際に永久歯が生えるスペースが不足しているというお子さんは少なくありません。
永久歯の生えるスペースが不足していると、歯並びにさまざまな影響を及ぼします。

チェックだけでもOK
「スペース不足かどうか」を検査で確認できます

斜めに生えている・重なっている場合は、レントゲン等で位置確認が役立つことがあります。
まずは今の状態を把握して、必要な対応を一緒に整理しましょう。

永久歯が生える前に見抜く小児矯正サイン7つ
サイン1:前歯が重なって生えている

下の前歯が内側に入り込んだり、上の前歯が重なって生えてきた場合は注意が必要です。
これは歯列弓(歯が並ぶアーチ)が狭く、永久歯が正しい位置に並ぶスペースが不足しているサインです。
そのままにしておくと、さらに歯並びが乱れることがあります。

サイン2:乳歯の間にすき間がない

乳歯の間にすき間がないと、永久歯が生えるスペースが確保できません。
乳歯は永久歯よりも小さいため、本来であれば歯と歯の間に適度なすき間があるのが理想的です。
すき間がない場合は、顎の成長が不十分な可能性があります。

サイン3:口呼吸をしている

普段から口を開けて呼吸していませんか?
口呼吸は舌の位置を低くし、上顎の成長を妨げることがあります。
また、病原菌が喉の粘膜から直接取りこまれてしまうため、健康のためにも良いことではありません。
鼻呼吸を意識することが大切です。

サイン4:指しゃぶりや舌癖がある

3歳を過ぎても指しゃぶりをしていたり、舌で歯を押すような癖があると、歯並びや顎の発達に影響することがあります。
舌先は上の前歯のつけねの少し手前あたりに当たっている状態が正しい位置です。
小さな力であっても、舌の力によって歯並びに影響が出ることがあります。

サイン5:永久歯が斜めや横向きに生えてきた

永久歯が正しい方向ではなく、斜めや横向きに生えてくる場合は、スペース不足の明確なサインです。
隣の歯を圧迫したり、歯並びを乱す原因になるため、早めの対応が必要です。
レントゲンやCT検査で位置や状態を確認することが重要です。

サイン6:上下の前歯が噛み合わない

上下の前歯が噛み合わない「開咬」や、下の前歯が上の前歯より前に出ている「受け口」は、自然経過では改善しにくい場合があります。
これらは顎の成長バランスの問題であり、早期の矯正治療で改善できることが多いです。

サイン7:歯ぐきが腫れやすい・出血しやすい

歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくい部位が多くなり、磨き残しが増えてしまいます。
その結果、歯ぐきが腫れたり出血しやすくなります。
虫歯や歯周病のリスクも高まるため、歯並びの改善が予防につながります。

小児矯正の適切な開始時期とは

小児矯正は一般的に6歳~9歳の時期に開始するのが理想的とされています。
この時期は顎の成長が著しく、骨の可塑性が高いため、歯列に必要なスペースを自然に確保しやすくなります。
歯を移動させたり抜歯をしたりせずに、歯が並びやすい環境を整えることができるのです。

大人の歯(前歯)が生えてきたら、治療するしないにかかわらず一度ご相談にお越しください。
プロの目で診断することで、今後どのように歯が動いていくのかを予測できますので、
治療が必要になるか否か、治療開始時期はいつ頃がいいかなどをお話しさせていただきます。

親御さんが「矯正した方がいいかな?」と思った時は、適切な治療開始時期を逃してしまっていることが多々あります。
早めの相談が、お子さんの将来の歯並びを守ることにつながります。

むらせ歯科の小児矯正アプローチ

当院では、子供の矯正治療を2段階(I期治療とII期治療)で提供しています。

I期治療:原因を改善する矯正

I期治療では「歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)」を使用して、歯並びが悪くなる原因を改善していきます。
歯を直接動かすのではなく、悪い歯並びになってしまう「原因」をオリジナル装置やトレーニングで改善していく治療法です。

年齢に応じたアプローチがあり、0~2歳では姿勢の訓練、3~5歳ではインファントという取り外し可能なマウスピース型装置を1日2回10~20分使用、
6~9歳ではマイオブレーストレーナーという装置と舌・口・呼吸の訓練を行います。

家庭でのトレーニング継続が重要で、専任スタッフの指導とオリジナルアプリケーションによる支援があります。
ご自宅のパソコンや携帯で閲覧できるオリジナルアプリケーションをダウンロードし、アニメのキャラクターと一緒に楽しくトレーニングができる環境を整えています。

II期治療:仕上げの矯正

I期治療後も必要に応じてII期治療を行い、歯並びの仕上げを行います。
I期治療が終わり、顎の補正が完了しても、歯並びそのものがでこぼこしていたり、歯が回転して生えていたり、上下の噛み合わせが良くなかったりすることがあります。
その場合に、仕上げのII期治療を行います。

II期治療では「唇側マルチブラケット矯正(ワイヤー型)」や「マウスピース矯正(インビザライン)」といった本格矯正を行い、歯並びを細かく調整していきます。

当院では「歯並びを創造」することと同時に「患者様の肉体的負担・経済的負担を抑える」ことを重視し、可能な限りI期治療で完了するよう治療を進めています。

I期・II期の相談
お子さんの状態に合わせて「今必要なこと」をご提案します

「I期で終わる可能性があるか」「II期が必要か」など、検査結果を踏まえて説明します。

※治療内容・費用は症状や診断により異なります。

治療の流れと費用について

矯正治療は以下の流れで進めていきます。

①矯正相談・・・お子さんの歯並びや咬み合わせの状態を確認し、治療の必要性や方法についてご説明します。

②資料取り・・・レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型採取などを行い、詳細な診断のための資料を集めます。

③診断・・・資料をもとに治療計画を立て、治療期間や費用についてご説明します。

④治療開始・・・予防矯正(I期治療)または本格矯正(II期治療)を開始します。

⑤メンテナンス・保定治療・・・動的治療が終了した後は、保定装置を使用して歯並びを安定させます。

矯正治療の費用は症状や治療内容によって異なりますが、約22~110万円(税込)となります。
治療内容や期間によって費用が変わりますので、診断時に詳しくご説明させていただきます。

小児矯正のメリットと注意点
小児矯正のメリット

将来の本格矯正が不要になることがある:永久歯が正しく並ぶスペースが確保されるため、成人になってから矯正そのものが不要になることがあります。

抜歯の可能性を減らせる:成長期に顎を広げることで、将来的な抜歯矯正の割合を減らせることがあります。

治療期間が短縮されることがある:仮に成人矯正を行う場合でも、期間が短縮され、負担が軽減されることがあります。

虫歯や歯周病の予防:歯並びが整うことで、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減少します。

正しい咀嚼・呼吸機能の獲得:食べ物をしっかり咬んで食べることができるようになり、鼻呼吸が改善します。

矯正治療に伴うリスクや副作用

矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。

歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。

治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。そのため、丁寧なブラッシングと定期的なメンテナンスが必要です。

歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。

ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。

ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。

治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。

治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることがあります。

様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。

歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。

矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。

装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。

装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。

装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。

あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。

治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。

矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

まとめ:早期発見と適切な対応が鍵

お子さんの歯並びがガタガタしている場合、それは永久歯が生えるスペース不足のサインかもしれません。

永久歯が生える前に見抜くべき7つのサインは、「前歯が重なっている」「乳歯の間にすき間がない」「口呼吸をしている」「指しゃぶりや舌癖がある」「永久歯が斜めに生えてきた」「上下の前歯が噛み合わない」「歯ぐきが腫れやすい」です。

小児矯正は、成長期の顎の骨や筋肉を正しい方向に育てるアプローチです。
骨の可塑性が高い時期に介入するため、歯列に必要なスペースを自然に確保しやすく、歯を移動させたり抜歯をしたりせずに歯が並びやすい環境を整えることができます。

大人の歯が生えてきたタイミングで、治療するしないにかかわらず一度ご相談にお越しください。
プロの目で診断することで、今後の歯の動きを予測し、適切な治療開始時期を提案させていただきます。

お子さんの健康な歯並びを守るために、早めの相談と適切な対応を心がけましょう。

著者情報

院長:村瀬 俊彦

村瀬 俊彦

血液型 O型
星座 おとめ座
趣味 映画鑑賞、読書
出身大学 東京歯科大学
専門 補綴



まずは一度チェック
永久歯のスペース不足は「早めの評価」が安心です

「このまま様子見でいい?」「抜歯になる?」など、気になる点を整理しましょう。
検査結果を踏まえて、必要な場合のみ治療をご提案します。

※診断・治療の適応は検査結果により異なります。費用は診断時にご説明します。

【反対咬合】子どもの受け口は何歳までに治す?小児矯正の最適時期と治療法

2025年12月22日

【反対咬合】子どもの受け口は何歳までに治す?小児矯正の最適時期と治療法

公開日:2025年12月22日

お子さんの歯科検診で「受け口(反対咬合)」と指摘され、不安になったことはありませんか?
受け口は見た目だけでなく、噛み合わせ・発音・顎の成長に影響する可能性があるため、適切な時期に相談することが大切です。

先に結論:受け口の治療開始時期は状態によって異なりますが、3歳頃から相談できるケースがあり、遅くとも6〜8歳頃までに一度専門的な診断を受けることが推奨されます。

※診断結果により、経過観察となる場合もあります。

子どもの矯正相談(イメージ)
まずは相談から
受け口(反対咬合)が気になる方へ|矯正相談

「治療が必要か知りたい」「いつ始めるべき?」など、まずは現状を確認しましょう。
タイプ(歯の傾き/顎の成長バランス)によって対応は変わります。

※適応・治療内容は検査結果により異なります。

受け口(反対咬合)とは?原因と種類を理解する

受け口は、正式には「反対咬合」と呼ばれる状態です。

通常、上の前歯は下の前歯より2~3mm程度前に出ており、上の歯列が下の歯列を覆うように噛み合わさっています。

反対咬合の場合、この関係が逆転し、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態になります。横から見ると、下顎が前方に突出しているように見えることが特徴です。

反対咬合の2つのタイプ

反対咬合は、原因によって大きく2つのタイプに分類されます。

「歯槽性の反対咬合」は、骨格に問題はなく、歯の生え方や傾きに異常がある場合を指します。上の前歯が後ろ側に傾いて生えていたり、下の前歯が前側に傾いて生えていることが原因で、歯の位置関係が逆転している状態です。このタイプは比較的治療がしやすく、早期に対処することで良好な結果が得られやすい傾向にあります。

「骨格性の反対咬合」は、下顎が上顎よりも前方に突出している、もしくは上顎が下顎よりも後ろ側にあるなど、顎の骨格自体に問題がある場合です。下顎は身長と一緒に成長するため、下顎が上顎よりも大きく成長してしまうことで反対咬合になります。このタイプは治療の難易度が高く、成長期に適切な介入を行わないと、大人になってから外科的な手術が必要になることもあります。

子どもの受け口は何歳までに治すべき?治療開始の最適時期

「いつから治療を始めればいいのか」は、多くの保護者の方が抱く疑問です。

結論から言えば、受け口の治療開始時期はお子さんの口腔内の状況や顎の成長段階によって異なりますが、一般的には3歳から治療を開始できるケースもあり、遅くとも6歳~8歳頃までには専門医に相談することが推奨されます。

1~2歳では様子を見る

1~2歳頃に受け口であっても、まだ乳歯が全て生えていないため、噛み合わせが定まっていません。この時期は経過を観察しながら、歯ごたえのある食べ物でしっかり咀嚼させ、顎を鍛えることが大切です。顎の成長が促されることで、歯並びや噛み合わせが改善しやすくなります。

3歳以降は早期介入が効果的

乳歯が生え揃う3歳頃になっても受け口が続いている場合、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。3歳児健診などで反対咬合を指摘されたら、専門医の診断を受けることが重要です。

特に骨格性の反対咬合の場合、3~5歳頃から治療を開始することで、顎の成長をコントロールしながら改善を図ることが期待できます。レントゲン撮影ができる年齢である3歳以降であれば、骨格の状態を正確に診断し、適切な治療計画を立てることが可能です。

6~8歳は歯並びタイプの治療に最適

歯の生え方に問題がある「歯槽性の反対咬合」の場合、6~8歳頃が治療開始の最適な時期とされています。この時期は乳歯から永久歯への生え変わりが始まり、顎の成長も活発です。顎の成長を上手く利用しながら治療を進めることで、歯並びの改善が期待できます。

成長期を逃すと、治療の難易度が上がり、期間や費用も増加する可能性があります。

治療のタイミングを逃すとどうなる?

受け口を放置すると、噛み合わせの問題だけでなく、発音障害や咀嚼機能の低下、顎関節への負担増加など、さまざまな問題が生じる可能性があります。成長に伴い前後・左右のバランス差がさらに広がり、顔貌にも影響を及ぼすことがあります。

大人になってから治療する場合、骨格を正しい位置に移動させるために外科的な手術が必要になるケースもあり、治療期間や費用、身体的負担が大きくなります。子どもの時期に治療を開始することで、これらのリスクを軽減できる可能性があります。

比較検討中の方へ
「うちの子は治療が必要?」を整理したい方へ

反対咬合はタイプによって対応が変わります。まずは検査で状態を確認し、必要な場合のみ治療をご提案します。

受け口の治療法とは?装置の種類と特徴を解説

反対咬合の治療には複数の方法があります。年齢、タイプ、骨格バランスなどを踏まえて選択します。

治療期間と費用はどれくらい?

期間・費用は状態や治療内容で変わります。正確な見積もりは検査・診断後に提示されます。

予防矯正(プレオルソ・ムーシールド)

3歳から始められる早期矯正治療として、「プレオルソ」や「ムーシールド」といったマウスピース型の装置があります。これらは取り外し可能で、主に就寝時に装着するため、小さなお子さんでも負担が少ないのが特徴です。

プレオルソはムーシールドを改良した装置で、歯並びや噛み合わせの改善と同時に、口周りの筋肉トレーニングや舌のトレーニングも行います。正しい舌の位置や口の使い方を習得することで、将来的な矯正治療の必要性を減らしたり、治療費を抑えたりする効果が期待できます。

日中1時間と就寝中の装着が推奨されており、慣れるまでは少し時間がかかることもありますが、幼稚園や保育園、学校には外していけるため、お子さんの日常生活への影響は最小限です。

床矯正(拡大床装置)

床矯正は、顎の幅を広げることで歯が並ぶスペースを確保し、歯並びの改善を図る治療法です。「拡大床装置」と呼ばれる取り外し可能な装置を使用します。

特に上顎の幅が狭いことが原因で反対咬合になっている場合に有効で、上顎を拡大することで上下の顎のバランスを整えます。装置は自宅で定期的にネジを回して調整し、徐々に顎を広げていきます。

取り外しができるため食事や歯磨きは通常通り行えますが、効果を得るためには1日12~14時間程度の装着が必要です。お子さんの協力が不可欠な治療法と言えます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

むらせ歯科では、透明で目立ちにくいマウスピース型矯正装置「インビザライン」を導入しています。透明な装置を口にはめ、何度か新しいものに交換しながら徐々に歯を移動させる治療方法です。

取り外し可能なため、食べたい物がなんでも食べられ、食後の歯磨きや装置の洗浄も簡単に行えるというメリットがあります。金属の装置と比べて見た目が目立たないため、お子さんの心理的負担も軽減されます。

むらせ歯科では、患者さんと医院とのコミュニケーションアプリを導入しており、歯の動きをスライドショーで確認できたり、マウスピースの交換時期を通知する機能が付いています。これにより、治療の進捗を可視化でき、お子さんのモチベーション維持にもつながります。

ただし、装置を装着する判断は患者さんに一任されるため、装着時間が短かったり装着しない期間があると、治療期間が長くなってしまうというデメリットもあります。お子さん自身の協力と、保護者の方のサポートが重要です。

フェイスマスク(上顎前方牽引装置)

骨格性の反対咬合で、上顎の成長が不十分な場合に使用される装置です。顔の外側から装置を装着し、上顎を前方に引っ張ることで、上下の顎のバランスを整えます。

主に就寝時に使用し、成長期の顎の成長を利用して骨格の改善を図ります。見た目が大きく目立つため、お子さんが嫌がることもありますが、骨格性の反対咬合には効果が期待できる治療法です。

ワイヤー矯正(ブラケット矯正)

永久歯が生え揃った後や、より精密な歯の移動が必要な場合には、ワイヤー矯正が選択されることもあります。歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を接着し、ワイヤーで歯を動かしていく方法です。

固定式のため取り外しができず、食事や歯磨きに工夫が必要ですが、確実に歯を移動させることが期待できます。治療期間は1~3年程度が一般的です。

治療期間の目安

予防矯正(プレオルソ・ムーシールド)の場合、治療期間は6ヶ月~2年程度が目安です。早期に開始し、お子さんの協力が得られれば、比較的短期間で改善が見られることもあります。

床矯正の場合は1~2年程度、マウスピース型矯正装置では1~3年程度が一般的です。骨格性の反対咬合でフェイスマスクを使用する場合は、成長期全体を通じて治療を行うため、数年にわたることもあります。

子どもの矯正治療は、成人矯正と比較すると治療期間が短く済む傾向があります。顎の成長を利用できるため、効率的に改善を図ることが期待できるからです。

費用の目安

小児矯正の費用は、治療法や医院によって異なりますが、一般的には30万円~80万円程度が相場です。

予防矯正(プレオルソ・ムーシールド)は比較的費用が抑えられ、10万円~30万円程度が目安です。床矯正やマウスピース型矯正装置の場合は30万円~60万円程度、ワイヤー矯正では50万円~80万円程度が一般的です。

むらせ歯科では、子どもの矯正治療は成人矯正と比較して費用も抑えられる体制を整えています。顎関節症の改善も同時に行う場合は、スプリント療法(別途費用11万円(税込み))を提供しており、顎関節症に由来する頭痛や肩こり、顎の痛みや疲れ、歯ぎしり、顎の異音などの症状改善が期待できます。

矯正治療は基本的に自由診療のため、医療費控除の対象となる場合があります。年間の医療費が一定額を超えた場合、確定申告で控除を受けられる可能性がありますので、領収書は大切に保管しておきましょう。

受け口治療でよくある質問

受け口の治療について、保護者の方からよく寄せられる質問にお答えします。

受け口は自然に治ることはありますか?

1~2歳頃に受け口であっても、自然に正常な噛み合わせに治ることがあります。しかし、乳歯が生え揃った後も受け口が続いている場合は、矯正治療で治す方法を検討することをおすすめします。

治療中に痛みはありますか?

治療方法によって異なりますが、マウスピース型の装置や床矯正などの取り外し可能な装置は、比較的痛みが少ないとされています。ワイヤー矯正の場合は、装置を調整した直後に数日間、歯が動く際の鈍い痛みを感じることがありますが、多くの場合は数日で慣れます。

治療後に後戻りすることはありますか?

矯正治療後は、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」のリスクがあります。これを防ぐために、治療後は「リテーナー」と呼ばれる保定装置を使用し、歯の位置を安定させる期間が必要です。指示通りにリテーナーを使用することで、後戻りのリスクを最小限に抑えられます。

矯正治療中に気をつけることは?

矯正治療中は、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧な歯磨きが重要です。装置を装着している場合は、硬い食べ物や粘着性の高い食べ物は避けるようにしましょう。定期的に歯科医院でチェックを受け、装置の調整やクリーニングを行うことも大切です。

まとめ:早期発見・早期相談が鍵

子どもの受け口(反対咬合)は、適切な時期に適切な治療を受けることで、改善が期待できます。

3歳以降で受け口が続いている場合は、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。特に骨格性の反対咬合の場合は、3~5歳頃からの早期介入が効果的です。歯並びに問題がある場合でも、6~8歳頃までに治療を開始すれば、顎の成長を利用しながら効率的に改善を図ることが期待できます。

治療法は、予防矯正、床矯正、マウスピース型矯正装置、フェイスマスク、ワイヤー矯正など、お子さんの状態に応じてさまざまな選択肢があります。むらせ歯科では、日本矯正歯科学会の有資格者が治療を担当し、治療中の虫歯・歯周病予防のシステムも確立しています。子どもの矯正治療は成人と比較して治療期間が短く、費用も抑えられる体制を整えています。

お子さんの健やかな成長のために、受け口が気になる場合は、ぜひ早めに専門医に相談してください。適切な治療を受けることで、噛み合わせや発音、顔貌の改善だけでなく、お子さんの自信や笑顔にもつながります。

むらせ歯科では、お子さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画をご提案し、保護者の方と一緒にお子さんの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

著者情報

院長:村瀬 俊彦

村瀬 俊彦

血液型 O型
星座 おとめ座
趣味 映画鑑賞、読書
出身大学 東京歯科大学
専門 補綴

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受け口(反対咬合)は早めの評価が安心です

まずは「経過観察でよいか」「治療が必要か」を確認しましょう。ご希望に合わせてご案内します。

※診療時間・休診日は公式案内をご確認ください。

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